自分が好きなものは、口に出して「好き」って言う。
そういうところから“何か”が始まるのだと思います。
- デビューのきっかけは?
転機となったのは、高校1年生の頃に雑誌『Zipper』の方にスナップ撮影で声をかけてもらったことでした。おしゃれをすることが好きだったので、とても嬉しかったのを覚えています。
- 16歳で誌面へ。将来のお仕事に対する心境にも変化はありましたか?
当時は漠然と「ファッションが好きだからスタイリストになれたら…」と思っていたのですが、モデルとして活動する中で、自分自身が好きな服を着て自分らしさを表現する楽しさや喜びを感じるようになって、モデルという仕事にやりがいを見出すようになっていきました。
- Zipperでは人気モデルとして大活躍でしたね。
『Zipper』のモデル仲間たちは、みんな本当にブレない。「自分はこう!」っていうそれぞれの色を持っている人たちばかりでした。だから、撮影をする度に「生半可じゃいけない」「自分の好きなものを追求していかなきゃ」という気持ちが強くなっていきました。コーデルームに並ぶ服を眺めながら、自分が本当に心惹かれる服について考えたりして…。悩んだ時期もありましたが、自分の個性を確立する貴重な時間でした。
- 現在は立ち上げから5年になるブランド『Aymmy in the batty girls』のデザイナーとしても活動されています。
20歳の時に「ブランドをやってみない?」という提案をいただいたのが事務所に入るきっかけでした。最初は「そんなこと絶対自分にはできない!」という戸惑いもありましたが、心のどこかに洋服を作る立場に憧れも持っていましたし、挑戦してみたいと思い、1週間後に「やりたいです」とお返事をしました。今思うと、「いつかやりたい」って思っていたことにいち早く飛び込むきっかけになったというか、背中を押してもらったような気がします。
- 大変だったことや苦労したことは?
今も悩んでいますし、何をしていてもブランドのことが頭にありますね。日々、迷いや苦労は絶えないです。自分が好きなものと商品として着てもらえるものとの間でデザインに悩んだり…。でも、そんな中から生まれた洋服たちはどれもすごく愛着がありますし、苦労以上のやりがいを感じています。
- 特に、ブランドをやってて良かったと思うのはどんな瞬間ですか?
やっぱり、街で自分がデザインした洋服を着てくれている人を見かけた時かな。「あの服はこの人の元に届いたのか」としみじみ、嬉しい気持ちになりますね。あと、昔は"瀬戸あゆみがやっているブランド"としてAymmyが認知されている感じだったのですが、最近ブランドを先に知って好きになってくれてから、自分を知ってくれる人もいて…。ブランドの成長を感じて、すごく嬉しかったです!
- このオーディションをきっかけに、夢の一歩を踏み出す方も多いと思います。先を行く先輩として、自分を表現することにおいて瀬戸さんが大切にしていることを教えてください。
何をするにしても「好き」っていう熱量に勝るものはないと思っています。「自分にはコレ!」「これにおいては誰にも負けない」っていうくらいに好きなものを持っていることはすごく強みになる。あと、それをなるべく口にすること。チャンスはそうすることで舞い込んでくるものだと思うので、自分の気持ちに正直に頑張ってください!
PROFILE : 瀬戸あゆみ
Aymmy in the batty girls デザイナー/モデル
ファッション誌を中心にモデルとして活躍する瀬戸あゆみ。彼女のクリエイティビティ溢れるコーディネートセンスは注目され、個性的なファッションで絶大な支持を得ている。2014年2月には自身がデザイナーを務めるアパレルブランド「Aymmy in the batty girls」がデビュー。2015年3月、「Aymmy in the batty girls」がプロデュースするセレクトSHOPとして、「BATTY GARAGE BY AYMMYS」をラフォーレ原宿にOPEN。瀬戸の持つ類稀なファッションセンスのフィルターを通したオリジナルアイテムが展開されている。
1993年3月12日 生まれ
埼玉県出身
身長:153cm
趣味・特技:旅行、映画鑑賞、料理、カメラ
Blog:http://lineblog.me/setoayumi
Twitter:https://twitter.com/setoayumi
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